体験談

【行政保健師になりたい】看護学生だった私が公務員試験に落ちた理由

看護学生だった私は「保健師になりたい」と思っていました。

大学4年生のときに行政保健師を目指してみようと思い、市町村の公務員試験を受けますが、1次試験で落ちてしまいます。落ちてしまったのは残念でしたが、正直落ちて当然だよなぁと思います。

この記事ではそんな私の経験を元に

  • 保健師になりたい学生さん

に向けて

  • 看護学生だった私が公務員試験に落ちた理由
  • 失敗から学ぶ行政保健師になるためのヒント

をお伝えしていきます!

看護学生だった私が公務員試験に落ちた理由

行政保健師になるべく公務員試験を受けますがその当時の私は落ちてしまいます。

今思うとそりゃ落ちるよなぁと思うことがあるのでまとめてみました。

  • 公務員試験の対策を始めるのが遅すぎた
  • そもそも本気でなりたいと思っていなかった
  • 周りの環境や人に流されていた

 公務員試験の対策を始めるのが遅すぎた

私は看護大学に行く前にはすでに「保健師になりたい」と考えていました。

せっかく看護大学にいくのに看護師資格だけじゃもったいないし、看護師ってきつそう。嫌になったときに保健師の資格をもっていたら転職の幅が広がるだろうなという理由からです。

そう思うようになったのは、親や姉に言われ続けていたから。

親の言う通り、実際に看護師と保健師の資格をとれたおかげで転職の幅が広がったので、とりあえず親の言葉に従っておいてよかったなと思います。

保健師になりたいって思っていたのに、

公務員試験の勉強を始めたのは4年生の夏になってからでした。

私が住んでいるところの公務員試験は7月に大きな市、9月に小さい市、12月以降に村という流れで募集と試験が始まります

7月の募集には気づいていたけれど、あれこれ考えているうちに時は過ぎ募集期日をすぎます。

8月末に応募して、9月に(教養試験がない)公務員試験をうけます。

対策を始めたのは8月からだったと思います。

いくらなんでも遅すぎでした。

早い人は1年生・2年生の時から一般教養対策はしているかもしれませんね。

私の場合、教養試験はやりたくなかったので専門試験と作文と面接のみの場所を選びました。

受かる人は早い段階で準備をしていると思います。

公務員試験対策はお早めに!

そもそも本気でなりたいと思っていなかった

学生の頃の私は、新卒で目指せる保健師は市町村の保健センターと、県の保健所くらいしかないと思っていました。産業保健師はそもそも新卒でなれるものではないというのがそのときの常識でしたし、保健師を目指す人も保健師さん自体も周りにいなかったので、保健師が具体的にどこで何をやっているのか?という情報はとても少なかったように感じます。

4年生になって初めて保健師の実習があり、

  • 健診センター
  • 保健センター
  • 保健所
  • 企業

の保健師さんに出会います。

健診センター→子育て中のベテランしかいないし人間関係悪そう。病棟でしごかれてきた精鋭が育児のためにそこに来たというイメージ。健診に来る人はお客様。保健指導ができる人はごく少数。そこにいたのは採血と丁寧なご案内ができる接遇重視な看護師。保健指導は栄養士の仕事。

保健センター→つまらない実習だった。健康教室は楽しかったけどそこで働く保健師さんのメインの仕事はパソコンに何かを打ち込むことに見えた。事務作業が多い。地域との連携とかなんとかいうけど、このときの私にはやっていることと成果が目に見えなくてやりがいを感じなかった。

保健所→市町村よりももっと広い視点で何かをしている。大きな計画とか作ってる。頭が良い人だけが所属できる超エリートの集団。すごい仕事だけどピンとこなかった。私のレベルでは到底いけない世界だと感じてこれっぽっちもなりたいと思わなかった。

企業→健診の見学と何かのデータ振り分け作業をやらされたことが印象的。1人職場。看護師経験豊富な超ベテランナース。新卒では無理な世界とだ感じる。

申し訳ないけれど、学生のときの私は本気でなりたいと思えなかったんですよね。

周りの人や環境に流されていた

言い訳をいうと試験対策が遅れた理由は

当時付き合っていたメンヘラ彼氏のせいです。

第一志望の保健センターに受かると遠距離になって別れることになりそうで、勉強をすると彼が拗ねてしまったのが足を引っ張りました。(とても腹立たしいです。)

将来を応援できないようなそんな男と付き合っているのが悪いです。

でもそういうときってわかっていても適切な行動はしにくいものです。

特に看護師を目指す人は優しい人が多いので、一緒にいる人によって諦めたこと、選択できなかったことがある人は中にはいるのではないでしょうか?

また、周りの同級生の中に新卒で保健師になりたい人は一人もいませんでした。ほぼ全員看護師になる道を選びます。(100中1人だけ養護教諭になった人がいたけど、この人は早い段階からめちゃくちゃ勉強してた)

「みんな看護師として就職するし、最初から保健師って普通じゃない。」「みんなと同じでいいや。」

周りの環境や身近な人に流されると、本当に自分がしたいことがあっても「みんながそういうならそっちの方がいいんだろうなぁ・・・」なんて思ってしまうことってありませんか?

ぜひやりたいことに向き合って、その考えは自分の声なのか、周りの影響で植え付けられた声なのか、自分の本当の思いに向き合ってほしいです。

失敗から学ぶ行政保健師になるためのヒント

  • 公務員試験対策は計画的に♪
  • 周りに流されない強い心をもとう!
  • 自分のやりたいことをしっかり考えよう!

 公務員試験対策は計画的に♪

自分が目指したい市町村の試験項目を早い段階で確認したほうが良いです。

「教養試験」「専門試験」「作文・論文」「面接」

全部あるところもあれば、この中の2つだけ、3つだけなど、市町村によってさまざまです。

教養試験は企業の採用試験のSPIに似ているので、将来企業で働きたい人はここで学んでおいても良いかと思います。私は一般教養には弱く、数的推理や判断推理などは難しくて頭が痛くなりました。

早くやり始めればその分苦手の克服ができます。

いつとはいいません。自分の実力に応じて早めに対策を始めましょう!!

周りに流されない強い心をもとう!

新卒で保健師を目指す人は少ないのではないでしょうか?

田舎の看護学校ほど看護師しか就職先はないと考えがちです。

周りと違うことをする、違うことを考えるというのは怖いものです。

周りに流されず、自分がやると決めたことはやり遂げる強い心をもってほしいです。

自分がやりたいことをしっかりと考えよう!

看護師の学校に行っているからと言って、必ず看護師になる必要はないと思います。

看護師になるにしても、大きな病院のほうがいい。急性期から経験したほうがいい。訪問看護はダメ。美容看護はダメ。

そんなよくある声に惑わされいませんか?

他人の言葉に流されず、自分の頭でキャリアについて考えていますか?

自分に向き合う時間がたくさんとれる学生のうちに、“自己分析”を行ってほしいです。

自己分析を行った上で行政保健師を選び、自分がやりたいことだと自信をもって目指せるなら、合格の道が近づくのではないでしょうか?

おすすめの本

こちらの本は“やりたいことが分からない大学2年生の娘”に向けて、ビジネスマンの父が書いた本です。看護学生さんにぜひ読んでもらいたい1冊です!自分のキャリアについて考えるきっかけになるかと思います。

まとめ

私が公務員試験に落ちた理由は主にこの3つ

  1. 公務員試験の対策を始めるのが遅すぎた
  2. そもそも本気でなりたいと思っていなかった
  3. 周りの環境や人に流されていた

その時の失敗から学んだ行政保健師になるためのヒントはこの3つ

  1. 公務員試験対策は計画的に♪
  2. 周りに流されない強い心をもとう!
  3. 自分のやりたいことをしっかり考えよう!

この記事では、行政保健師になりたい学生さんに向けて、看護学生だった私が公務員試験に落ちた理由と失敗から学んだ行政保健師になるためのヒントをお伝えしました!

参考になれば幸いです(^^♪