体験談

ICU看護師1年目を乗り越える方法6つ!

元ICU看護師のかなこです!

私は新卒でICUに配属になりました。

普通の看護も分からないのに、いきなりたくさんの知識が必要なとこにきて大丈夫なのだろうか?と不安でした…

1年目を振り返ると、今よりずっと大変な日々を過ごしていたような気がします。

・何が大変だったのか?

・どうやって乗り越えることができたのか?

「ICU看護師1年目を乗り越える方法」についてお伝えします!

この記事を読んでほしい人

✔ICUに配属された新人看護師

✔ICUに異動になった看護師

✔幅広い年代の看護師の方々

✔ICUに興味がある方

 

ICU1年目何が大変だったの??

 

大変だったことは・・・

全部ですね!!!

大変だったこと
  1. 早く出勤すること
  2. 分からないことばかりだったこと
  3. いつでも勉強しなければならなかったこと
  4. 重症患者さんを受け持つこと
  5. お局

早く出勤すること。

勤務開始時間の1時間前には受け持ち患者の情報収集をしていました。

というのも、情報量=お局指導者に負けないためのHPみたいなものだったからです。

どの情報が重要なのか、わからないまま、上から下まですべての情報を把握…(できるわけもなく)

情報をとっていないことを聞かれて答えられないことも…

いま思えばそんなに早く出勤することはなかったなと思います。

そうは言っても、早く出行って情報収集したくなりますよね。

情報収集しているという姿勢も大事だけど、大切なことを短い時間にピックアップする力も必要です。大丈夫です。だんだん慣れます!!

わからないことばかりだったこと

分からないことがありすぎて頭がどうかしそうでした。笑

ICUに入院している人の疾患やそれにあった看護が分からない

呼吸器、循環器、脳神経、消化器、整形外科等々…

重症ならどんな患者さんでもいるので、疾患はさまざまです。

最初はどんな対応をしたらよいのかわからなくてとても大変でした。

どこに何があるのか分からない

環境にもなれていないので、物品の場所も分かりません。

ただ物を取りに行くだけなのに時間がかかってしまう。何度も往復するなど、効率が悪くて大変でした。

看護技術が分からない

看護師なりたての頃は基本的な技術も不慣れで大変ですよね。

おむつ交換だってドキドキしちゃいます。(ただの患者ではなくて人工呼吸器がついているとまた怖いのです)

薬の作用が分からない

指導者によく言われたのは、薬の作用や副作用はしっかりと把握をしてから使いなさい!とうことでした。

作用は?副作用は?

知識がない中で薬剤を使うのは危険だなと、指導者さんの思いはとてもよく分かります。

中には命に直結する危険薬もたくさんあります。

いつでも薬について調べられるように、ロッカーに薬の本を準備しておいてました。

ICU看護師なら薬剤の効果や副作用はしっかりと把握することが大切です!

初めてみる薬剤は調べてから使うことという癖をここで得ました。

たくさん勉強しなければならなかったこと

ICUって、覚えることが多すぎですよね。

看護師1年目なんて、看護技術だってまだ未熟…

何を勉強したら???

どこから手をつけたらいいんだろう…?と悩まされていました。(→いずれ記事にします!)

ICU看護師の場合は知識のあるなしで看護師の質だけでなく治療にも影響がでます。

1年目のときは、仕事が終わったらカフェに行って勉強していました。

自宅だと誘惑がたくさんあって勉強できなかったので、場所を変えることで集中して勉強しました!

このときに勉強したことは、今でもとても役に立っています。

新人で勉強したことは看護師人生の基礎になるのでこの機会にたくさん勉強しましょう!

※※疲れてるときは休みましょうね!!※※

※※勉強することをノルマにするとあとあと燃え尽きるので注意が必要です※※

重症患者さんを受け持つこと

一般病棟では見ることのできない重症患者さんを、1年目からみるって結構大変ですよね。

人工呼吸器だって、配属された最初の頃から受けもちました。

24時間集中的な管理がないと生命の維持に関わる重症患者さんを受け持つって怖いな…患者さんの命を預かるというプレッシャーは1年目には重すぎるな…と感じていました。

3年目になって、ICUにいることは慣れたのでしょう。怖いという感情はなくなりましたが、

「患者さんの命を預かっているというプレッシャー」は忘れてはいけない感覚だと思います。

お局からの圧力・嫌がらせ

お局!!!

どこの病院にも、どこの病棟にもいるお局様!!

私はきつい言い方をされたり、話しかけても無視されたり、泣かされたことがあります。

お局ってなんなんですかね…

人の悪口しか言わないし、威圧的!(泣)

お局様に近寄るのは必要最低限で良いと思います。

朝の挨拶をしっかりできればもう大丈夫です。

私はなるべく顔を合わせないように努力しました。

私が心がけたお局さんへの対応
  • 関わるときは地雷を踏まないように謙虚な姿勢を示す
  • 質問されても大丈夫なように入念な準備(事前学習)
  • 感謝の気持ちを伝える「あのときは~と教えていただきありがとうございます。」
  • いざとなったら周りの同僚・上司に相談。飲み会でストレス発散

ICU看護師1年目を乗り越える方法6つ!

ICU看護師1年目は大変なことがいっぱい!!!乗り越えるためには何をしたらよいのでしょうか?見ていきましょう!

① スタッフへのあいさつ

お互いが気持ちよく働けるようにする基本!

あいさつをすることは、信頼関係を築く第一歩だと思います。

何の知識がなくても、簡単にすることができます。

あいさつは積極的にやっていきましょう!

あいさつをしても無反応なお局もいるかもしれませんが、やっていればいつか返してくれるようになります。

 

謙虚な姿勢

教えていただく立場です。

ため口や汚い言葉遣い、やる気のない態度はNGです!

指導者含め周りからの信頼が得られなくなってしまいます。

人間関係をよりよくできれば、働きやすさにつながると思います!

 

 

 

プリセプターを活用しよう

マンツーマンで指導、教育してくれるプリセプターがつくのは1年目の特権です。

分からないことをそのままにしてしまうと、指導者がいなくなったときにとても困ります。

 

 

分からないことは調べる努力をしてから相談を!

事前学習は、できるときはしてきたほうが良いと思います…!

事前に勉強していればお局からの攻撃をかわすことができたり、守備力があがります。

どうしても分からないことは、

「わかりません。調べてきます!!」

調べたけどわからないことは、

「事前に調べて、こういうところは分かったんですが、どうしてもこれだけはわからなくて・・・」

分からないことが分からないときは

「何がわからないのか、わからないです!!」

と私はよく言ってました!笑(正直に伝えると良いと思います。)

指導者に相談することで、「こういう視点はどう?」「ここは大事だから調べてみて」などヒントをもらえると思います!

メモ帳を持とう!

メモ帳を持ちましょう!!

すぐにメモができるようにしておくと良いです。

最初の1か月くらいは指導者から指導が受けられる機会が多く、

やっていることを見て、メモをしておくと、

自分がいざ同じ状況になったときに活用できると思います。

教えてもらったことは2回目ではできるように!とよくいいますよね…

実際、2回目でできるようになるのは厳しいです・・・

何度もやって、できるようになっていければ大丈夫です!!

ただ、何度も教えてもらっているのにメモも取らず「わかりません」はよろしくないです…(悲しくなります…)

 

 ⑥自分だけのノートを作ろう!

教えてもらったことがまとめてある、すぐに見返せるミニノートはとても役に立ちます。

私はこんな感じでした⬇︎

f:id:kinakomochi-ns-life:20190705160339j:image

 

私がこだわったのは、こんなところ↓

  • ポケットに入るサイズ
  • いくら使ってもヨレヨレにならない素材
  • 順番を入れ替えたり、新しく差し込むことのできる機能
  • 付箋でどこに何があるのか把握できる

このファイルは自分の好きなようにカスタマイズができて、とても使い勝手が良かったです!

ミニノートは1年目ではいつでも持ち歩く相棒になるので、
いろいろ試して、自分が使いやすいものを見つけてみてください♪

 

さいごに

ICUに配属されると大変なことがたくさんあるかと思います。

乗り越えるためにはまずは人間関係を円滑にすることが重要です。そのため、あいさつをすることや謙虚な姿勢で働くことが重要だと思います。

プリセプターに相談できるのは新人の特権です。もちろん、何年たっても分からないことは聞いても大丈夫ですが、最初のうちは聞きやすいので、どんどん活用しましょう!

しっかりと勉強をすること、自分だけのノートづくりをすることもおすすめです!

参考になれば幸いです(^^♪